🚘 洗車だけでは足りない!鉄粉取りが必要な理由と正しいやり方
せっかく丁寧に洗車したのに、なんだかボディがザラザラ…。
そんな経験、ありませんか?
実はその正体、「鉄粉」と呼ばれる小さな鉄の粒かもしれません。
放っておくと塗装にダメージを与えたり、せっかくのコーティングが台無しになったりすることもあるんです。でも、「鉄粉取りって難しそう」「洗車とどう違うの?」と感じる方も多いはず。
特に初心者の方は、やり方を間違えると逆効果になることも。
本記事では、洗車と鉄粉取りの正しい順番や注意点、失敗しないやり方まで、体験談を交えてわかりやすく解説します。
愛車を長くきれいに保ちたいなら、今すぐチェックしてみてください!
- 📝 記事のポイント
- 🚿 洗車後に見逃しがちな鉄粉取りの基本と正しい手順
- ⚠️ 洗車と鉄粉取りでありがちな誤解と落とし穴に要注意!
📝 記事のポイント
- 鉄粉は洗車だけでは落ちない
- 鉄粉は塗装劣化の原因になる
- 除去には専用の道具が必要
- 手順を間違えると傷の原因に
- 定期的な鉄粉除去が重要
🚿 洗車後に見逃しがちな鉄粉取りの基本と正しい手順
ここでは、鉄粉とは何か・なぜ付くのか・どうやって落とすのかを、初心者にもわかりやすく解説します。さらに、スプレー・粘土など道具の使い方や手順の違いも徹底比較。愛車の美しさを保つために、正しい鉄粉取りの基本をこの機会にしっかり身につけましょう。
🧩 洗車した車の鉄粉はどうやって取り除きますか?
🔍 鉄粉の正体とは?ザラザラの原因を知ろう
鉄粉とは、空気中を漂う「ブレーキダスト」「線路・工場の鉄粉」「工業地帯の排煙などに含まれる微細な鉄の粒子」です。これらが車のボディに突き刺さることで、指でなでるとザラザラとした感触が生まれます。
とくに付着しやすいのは、ボンネット・ルーフ・リアゲートの上面で、鉄粉が酸化して茶色の点になりやすいのも特徴です。
🤔 洗車後に感じる違和感=鉄粉の可能性
ボディを手洗いして「見た目はピカピカ」なのに、指で撫でるとザラザラする。
この現象は、目に見えない鉄粉が塗装面に刺さったままになっているサインです。
見逃されがちですが、鉄粉は早めに除去しないと錆びて塗装にダメージを与えるリスクがあります。
「白系・シルバー系の車」は鉄粉の茶色が目立ちやすく、気づきやすい傾向があります。
一方で「黒・紺系の車」は見えづらく、触って初めて分かるケースが多いです。
🛠️ ボディを傷つけずに鉄粉を取り除く方法
鉄粉除去には主に2つの方法があります。
「化学反応で溶かすスプレー式」と、「物理的にこするねんどタイプ」です。
それぞれに長所・短所があるため、目的やボディ状態に合わせた使い分けが大切です。
🧪 スプレー式で化学反応を使うやり方
鉄粉除去剤(鉄粉クリーナー)をスプレーすると、鉄粉が薬剤と反応して赤紫色に変色します。
数分放置した後、たっぷりの水で洗い流すだけで、浮き上がった鉄粉が除去できます。
初心者にも扱いやすく、コーティング車にも対応した中性タイプも多く出回っています。
私も最初は「スプレーだけで鉄粉が本当に取れるの?」と半信半疑でしたが、ボンネットに吹きかけた数分後、液が紫色に変わってビックリ。拭いた時にツルツルになっていたあの感動は今でも忘れられません。
🧱 ねんどタイプで物理的にこする方法
専用の粘土(トラップ粘土)を水で濡らしたボディに滑らせることで、鉄粉を直接こすり取ります。
ザラつきが多い箇所に効果的ですが、摩擦があるため塗装面への細かなキズに注意が必要です。
粘土タイプは頑固な鉄粉やスプレーで落ちきらなかった汚れに効果的です。
私が初めて粘土を使ったとき、意外にも「力はいらない」ことに驚きました。なでるだけで粘土が鉄粉を吸着し、ボディがツルツルに。ただ、粘土の表面に黒い粒がついているのを見て「これ、毎回練り直さないとダメだな」と実感しました。雑にやると傷も入りやすいので、丁寧さがカギです。
🧼 鉄粉は何で落とせますか?スプレー・ねんど・専用グッズを徹底比較
洗車後に残るザラザラの正体「鉄粉」は、専用アイテムでなければ除去できません。
ここでは、スプレー・粘土・スポンジ・クロスなど、代表的な鉄粉除去グッズの特徴と選び方を徹底比較。さらに実際に使って感じたリアルな体験談も交えながら、目的別に最適な選択肢を紹介します。
🧪 スプレー式鉄粉除去剤の特徴とおすすめ活用法
- 鉄粉に直接スプレー → 化学反応で赤紫色に変色
- 非接触で塗装を傷つけにくい(特に中性タイプ)
- コーティング施工車でも安心して使える製品が多い
- ホイールや細部にも吹き付けやすい
- 臭いがあるので屋外・風通しの良い場所で使用推奨
私が初めてスプレータイプを使ったとき、半信半疑で吹き付けたら、あっという間に液が紫色に変色して驚きました。「こんなに鉄粉が付いてたのか…」という衝撃と、洗い流した後のツルツル感がクセになります。
ただ、真夏に放置してシミが出た経験もあり、「日陰で時間を守る」のは絶対条件です。
🧱 トラップ粘土の使い方と注意点
- 洗車で砂埃を落としたあと、ボディをたっぷり濡らす
- 粘土を平らにして、優しくボディを滑らせる(強くこすらない)
- 粘土の表面に鉄粉が付いたら、練り直して新しい面を出す
- 終わったら水洗い+拭き取り+再コーティングを忘れずに
粘土は「確実に鉄粉が取れる」王道の方法ですが、やり方を間違えると塗装に細かい傷が入ります。
私も最初に使った時は力を入れすぎて、ボンネットが細かいスジ傷だらけに…。
それ以来、必ずカーシャンプーを潤滑剤にして優しく滑らせるようにしています。
粘土は使った後に再コーティングが必要になるので、時間と気力に余裕がある日に使いましょう。
🧴 最近人気の「鉄粉除去クロス」や「ラバースポンジ」の実力は?
タイプ | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
鉄粉除去クロス | マイクロファイバー+ゴム層。拭くだけで鉄粉が落ちる | ★★★☆☆(軽度な鉄粉向き) |
ラバースポンジ | ゴムパッド状のスポンジでこすり取る。繰り返し使用可 | ★★★★☆(時短したい人に◎) |
私自身も「粘土の傷が気になる…」という理由でラバースポンジに切り替えた時期があります。
手軽で扱いやすいのですが、鉄粉が多いと“取り残し感”があり、結局あとから粘土を併用することに…。軽いザラつきには最適ですが、がっつり固着した鉄粉にはやや物足りない印象です。
🧰 洗車グッズ 鉄粉除去に向いている商品まとめ
・ソフト99 鉄粉クリーナー
・KeePer技研「コーティング専門店の鉄粉クリーナー」
・プロスタッフ 鉄粉パープルマジック
・シュアラスター トラップねんど
・ピットワーク 粘土クリーナー
・AZ トラップねんど ソフト/ミディアム
・クレイタオル(SOFT99、GYEONなど)
・鉄粉除去スポンジパッド(中性洗剤併用)
・ブレイブ 洗車クロス 鉄粉対応タイプ
それぞれのアイテムは「用途」と「鉄粉の量」に応じて選ぶのがポイントです。
迷ったらスプレー → 粘土の順で併用するのが最も失敗が少なく、私自身もこの方法で定着しています。
🧽 鉄粉取りについて、スプレー式とねんどのどちらがよいでしょうか?
鉄粉除去の代表的な方法は「スプレー式」と「粘土クリーナー」の2つ。
どちらも優れた効果がありますが、それぞれに適したシーンと注意点があります。
ここでは初心者が迷いがちなこの2つの選択肢を、実体験も交えて丁寧に解説します。
🔰 初心者におすすめなのはスプレータイプ
スプレータイプの鉄粉除去剤は、吹きかけるだけで鉄粉と化学反応を起こし、赤紫色に変色させて可視化・溶解してくれます。ボディに触れずに処理できる非接触型なので、塗装を傷めるリスクが最も低い方法です。
最近は中性タイプでコーティング車にも優しい製品が増えており、扱いやすさも抜群です。
初めて鉄粉除去に挑戦したとき、粘土は怖くてまずはスプレーから始めました。
紫に反応するのが楽しくて、最初はホイールだけのつもりがボディ全体にスプレーしてました(笑)
ただ「夏場は乾きやすい」ので、日陰+短時間で洗い流す意識が大切です。
💪 しつこい鉄粉には粘土クリーナーが効果的
スプレーで反応が少ない場合や、指でなでたときにザラつきが明確に残る場合は、粘土クリーナー(トラップねんど)の出番です。粘土は鉄粉を物理的に削ぎ落とすので、スプレーで取りきれない頑固な鉄粉にも有効です。
注意点としては、摩擦で細かな傷が入る可能性があるため、カーシャンプーや専用潤滑剤でよく滑らせることが必須です。
項目 | 粘土タイプ | スプレータイプ |
---|---|---|
除去力 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
傷のリスク | あり(注意要) | なし |
使いやすさ | やや難しい | 簡単・初心者向き |
🔄 併用で効率アップ!失敗しない使い分け方
実は、スプレーと粘土はどちらか一方だけでは完璧とは言えません。
おすすめなのは、「まずスプレーで浮かせてから、残った鉄粉だけを粘土でやさしく除去する」というハイブリッド方式です。
- スプレーで可視化 → 全体の鉄粉を浮かせる
- 水で流してツルツルチェック
- 気になる部分だけ粘土でピンポイント除去
この方法なら塗装への負担を最小限に抑えながら、最大限の除去効果が期待できます。
最近は私も毎回この併用方式。
以前は粘土だけで頑張っていたけど、力の入れすぎで傷が…。
スプレーで「見える化」した後に粘土で軽く仕上げる方法に変えてからは、時短&安全性アップで満足度が段違いです。
💧 洗車後、鉄粉除去剤を使用する時はボディーが濡れた状態で使用しても大丈夫?
鉄粉除去剤を使うとき、「洗車後に水分を拭き取るべきか?」と悩む人は多いはず。
実際、濡れたままスプレーしても問題ない製品と、乾いた状態が前提の製品があります。
ここでは、施工前の水分の扱い方と、私自身の体験談も交えて、最適な判断基準をお伝えします。
🚫 基本は乾いた状態がベストな理由
多くの鉄粉除去剤は濡れていないボディへの使用を推奨しています。理由は以下の通りです:
- 水分によって除去剤が希釈され、反応が弱くなる
- ボディ表面で液剤が流れやすく、反応がムラになる
- 乾いた面の方が鉄粉との接触が安定し、変色反応がはっきり出る
つまり、洗車後はしっかり拭き上げてからスプレーするのが基本です。 鉄粉の反応が見えるかどうかは、除去の効率にも大きく関わります。
最初は「面倒だからそのままでいいか」と濡れたボディにスプレーしてました。
でも全然紫に変色せず「この製品効かない?」と勘違い…。
拭き取ってやり直したら、しっかり反応が出てスッキリ取れたので、それ以降は毎回拭いてから使っています。
✅ 濡れていてもOKな例外とは?
一部の鉄粉除去剤は「濡れた状態でも使用可」と明記されている製品があります。
たとえば、KeePer技研のコーティング専門店の鉄粉クリーナーは、濡れたボディにスプレーするよう説明されています。
このタイプは、コーティング層を守りつつ化学反応させる中性設計になっており、強力な除去剤のようなダメージを避ける仕様です。
また、濡らすことでボディ表面の温度を下げ、急乾燥を防ぐ狙いもあります。
説明書に「濡れた状態でOK」と書かれている場合を除き、濡らしたままの施工は避けた方が安全です。製品ごとの使用方法を必ず確認しましょう。
🌡️ 施工時の気温と環境に注意すべきポイント
鉄粉除去剤の効果は、施工時の気温・直射日光・湿度によって大きく変わります。以下の点に注意してください:
- 気温が高い日(30℃以上):液剤が乾きやすく、ムラやシミの原因に
- 直射日光下:薬剤が一気に乾燥 → 固着して塗装にダメージの恐れ
- 冷えた朝や夕方:ボディ温度が安定し、施工に最適
理想は日陰・曇りの日 or 朝夕の涼しい時間帯。特に夏場はホースでボディを冷やしてから作業すると安心です。
ある夏、うっかり炎天下の駐車場で施工したら、除去剤が乾いて斑点状に残ってしまいました。
結局、後から研磨する羽目に…。以来、「ボディが熱くなってたら絶対にやらない」と決めています。
📆 鉄粉除去洗車はどのくらいの頻度でやるべき?
鉄粉取りは「やった方が良い」とは分かっていても、「どのくらいの頻度で必要なのか」は判断が難しいもの。
ここでは、使用環境や季節によって適切な頻度がどう変わるのかを解説しながら、私自身の体験も紹介していきます。
🚗 日常使いと駐車環境で頻度が変わる
鉄粉の付着頻度は、実は車をどこに置いているか・どのように使っているかで大きく変わります。
使用・保管環境 | 鉄粉の付着リスク | 鉄粉取りの推奨頻度 |
---|---|---|
駅近・線路沿い・工業地帯 | 非常に高い | 2〜3ヶ月に1回 |
屋外駐車(住宅街) | 中程度 | 半年に1回 |
屋内・屋根付きガレージ | 低め | 年1回〜状況に応じて |
駐車場所の空気環境や周囲の金属摩耗源の有無が、鉄粉の蓄積スピードに直結します。
私は以前、職場が工場地帯の近くで、週5で通勤していた頃は3ヶ月でザラザラに。
一方、在宅勤務が増えて屋根付きの月極駐車場に変えてからは、半年経ってもほぼ変化なしでした。環境でこんなにも違うのか…と驚いた経験です。
📅 目安は半年に1回!季節ごとのおすすめ時期
鉄粉除去の基本的な推奨頻度は「半年に1回」です。とくに意識したいのは以下の2つの時期です。
- 春(3月〜4月):花粉や黄砂、PM2.5が混ざりやすい
- 秋(9月〜10月):夏の鉄粉+水ジミの蓄積をリセット
どちらもコーティングやワックスのメンテナンス時期としても好適で、鉄粉除去と併せて下地を整えると効果的です。
春先は気温も安定して作業しやすく、夏前に塗装を整える意味でもベストタイミング。
私はいつも「衣替えの時期=鉄粉取りのタイミング」と決めています。
💴 キーパーの鉄粉取りの金額は?プロとDIYの費用を比較
「鉄粉取りっていくらかかるの?」「プロに頼むのと自分でやるのはどっちが得?」
そんな疑問に応えるべく、ここではKeePer LABOの料金相場と、自分で施工した場合のコスト・手間を詳しく比較。
実際に私がプロとDIY両方を体験したからこそ分かった本当の違いと満足度をお伝えします。
🏢 KeePer LABOの鉄粉除去サービス料金とは
KeePer LABOでは、コーティング前の下地処理やメンテナンスの一環として鉄粉除去の専用メニューが用意されています。
車のサイズ | 参考価格(税込) |
---|---|
SS(軽自動車) | 約2,500円〜2,800円 |
M(普通車) | 約3,400円前後 |
L〜XL(SUV・ミニバン) | 約4,000円〜4,800円 |
状態によっては「鉄粉多量オプション」や「下地処理一式」に移行することもあり、その場合は追加費用が発生する点に注意が必要です。
私がMサイズ車で施工したときは3,400円+コーティングオプションで合計1万円弱でした。
除去後のボディは明らかに滑らかで、ツヤの乗りも良くなったと実感。
「自分でやるより確実」だと納得できる仕上がりでした。
🧰 自分でやる場合のコストと準備アイテム
DIYで鉄粉除去を行う場合、最初に準備するべき主なアイテムは以下のとおりです。
- 鉄粉除去スプレー(中性タイプがおすすめ)… 1,500〜2,500円
- 粘土クリーナーまたはラバーパッド … 1,000〜2,000円
- カーシャンプー・バケツ・ホースなど基本洗車道具 … すでに持っていれば0円
- コーティング剤 or ワックス(鉄粉除去後の保護)… 1,500〜3,000円
合計:約3,000〜6,000円程度(複数回使えるものが多いため、2回目以降はコスパ良好)
初めてDIYでやった時、道具を一式そろえて5,000円ほどかかりました。
最初は緊張しましたが、紫に反応していくスプレーを見るのが楽しく、
今では「休日のリセット儀式」として楽しんでいます。
ただ、拭き残しや乾燥など失敗しやすい点もあるので、注意深く作業する必要があります。
⚖️ プロ施工とDIY、それぞれのメリット・デメリット
項目 | プロ施工(KeePerなど) | DIY施工 |
---|---|---|
除去力 | ◎(均一で確実) | ○(ややムラの可能性あり) |
施工時間 | 短い(予約&預けるだけ) | 1〜2時間かかる |
価格 | △(3,000〜5,000円) | ◎(2回目以降は特に安い) |
仕上がりの安心感 | ◎(プロの腕+保証あり) | △(経験に左右される) |
結論:
✔️ 「仕上がりと時短を優先するならプロ」
✔️ 「コスト重視+楽しみながらやりたい人はDIY」
▼参照リンク
KeePer LABO 鉄粉取りの価格・メニュー紹介
⚠️ 洗車と鉄粉取りでありがちな誤解と落とし穴に要注意!
ここでは、ありがちな鉄粉除去の勘違いやNG行動、注意すべきポイントを具体例とともにご紹介します。実体験も交えて、リアルな落とし穴を分かりやすく解説します。
🛑 鉄粉除去のデメリットは?やり方次第で逆効果に
🧱 粘土クリーナーによる塗装への細かなキズ
粘土クリーナーは頑固な鉄粉を物理的に削ぎ落とす力がある一方で、使い方を間違えると細かなスクラッチ傷(擦りキズ)を入れてしまうリスクがあります。
- 乾いた状態でこすってしまう
- 潤滑剤が不足していた
- 粘土に鉄粉がたくさん付着したまま使い続けた
このような条件で粘土を使うと、目には見えにくいが光に当てると分かる「モヤモヤ状の磨き傷」ができやすくなります。
初めて使った粘土で、ボンネットにしっかりスジが入ってしまい、翌日太陽光で青ざめました。
力を入れすぎた+粘土を使いすぎて黒ずんだ面で続行していたのが原因。
以後は毎回こまめに粘土を練り直し、カーシャンプーを併用しています。
🧪 鉄粉除去剤による塗装変色やシミの危険性
鉄粉クリーナーは化学反応によって鉄粉を浮かせる強力な洗浄剤ですが、使用環境によっては塗装にダメージを与える可能性もあります。
特に注意すべき条件は以下の3つ:
- 直射日光下で施工した → 急速乾燥してシミになる
- 長時間放置 → 液剤が塗装に固着しやすい
- 黄・白系の淡色車 → 化学変色が目立つケースも
夏の昼下がりに濡れたボディに鉄粉クリーナーを使い、反応を待つ間に電話が…。
10分後に戻ったら、斑点状のシミが乾ききっていて、完全に後悔。
それ以来、日陰 or 夕方に作業+時間を計って作業するようにしています。
🛡️ コーティング車への鉄粉処理で注意すべきこと
鉄粉除去を行う際、コーティングが施された車は特に注意が必要です。
不適切な処理をすると、コーティング被膜を剥がしてしまい、本来の撥水性や艶が損なわれてしまうことがあります。
- 粘土の摩擦で被膜が削れる
- 除去剤の強アルカリ・酸性成分がコーティングに影響
- 再施工せず放置すると被膜保護が不完全に
そのため、コーティング車には「中性タイプの鉄粉除去剤+スプレー式中心」がおすすめです。
私の車はガラス系コーティングを施工済み。施工店に聞いたところ、
スプレー式の中性クリーナー+スポンジ軽擦り→水流しがベストだと言われました。
それ以降、粘土は使わず、スプレーで落ちない部分だけを布で撫でるようにしています。
🧴 洗車時にシャンプーと鉄粉取りは同時にできる?
実際には落とせる鉄粉の量・種類に限界があるため、過信は禁物。
ここでは、鉄粉除去成分入りのシャンプーの特性と、一般的なカーシャンプーとの違いを解説します。
⚠️ 鉄粉除去成分入りシャンプーの落とし穴
最近は「鉄粉除去+洗浄」を一度にできるシャンプーも販売されていますが、
反応力がマイルドな中性または弱酸性成分が多く、重度の鉄粉にはほぼ効果なしなのが実情です。
しかも、下記のようなリスクも見落としがちです:
- 泡立ちが悪く、通常の洗車として使いにくい
- 泡放置中にシミができることがある
- 気温・日差しによっては塗装変色のリスクも
鉄粉入りシャンプーを試したとき、確かに「少し赤く反応した泡」は出たのですが、
固着していた鉄粉はまったく落ちず、結果的にスプレー除去剤と粘土の出番になりました。
「洗浄力=時短」と思っていたのは甘かったです…。
❓ 普通のカーシャンプーでは鉄粉は落ちない?
基本的にノーマルなカーシャンプーでは鉄粉は除去できません。
なぜなら、鉄粉は塗装面に突き刺さるように付着しており、水圧や泡では落ちず、
「化学反応」または「物理的除去(ねんど・クロス)」が必要だからです。
ただし、以下のようなケースでは部分的に落ちることもあります:
- 表面に薄く乗っているだけの鉄粉
- 洗車直後の再付着した軽度なもの
- 高濃度の中性シャンプー+スポンジ圧をかけた場合
とはいえ、「完全除去したいなら専用アイテムの使用は不可避」と考えておくのが現実的です。
鉄粉除去剤には目視で分かる「赤紫色の反応」がありますが、
カーシャンプーでその反応が出る製品は少なく、目に見える効果を実感しにくいのも特徴です。
🚫 洗車時の水垢、鉄粉の順番は間違えると大変なことに
見た目には同じような「汚れ落とし」でも、使うアイテム・作用原理・ボディへの負担はまったく異なります。
順番を間違えるとムラや洗車傷、効果の半減につながるため、ここで正しい手順と理由を整理しましょう。
📌 鉄粉取りの後に水垢除去するべき理由
鉄粉除去は「ボディの表面に刺さった微細な金属汚れ」を化学反応や物理的摩擦で除去する工程。
一方で水垢はボディ表面に「膜状に広がった無機スケール」で、性質も処理法もまったく異なります。
正しい順番は次のとおりです:
② 鉄粉除去(突き刺さり汚れの除去)
③ 水垢除去(残った白モヤやくすみの除去)
この順にすることで、水垢除去時に鉄粉がスポンジやクロスに引きずられるリスクを防げます。
以前、順番を逆にして水垢落とし→鉄粉取りをした際、
鉄粉が除去しきれておらず、クロスで水垢をこすったときに「シャリッ」と嫌な感触が…。
結果的にボンネットに細かい線傷ができてしまい、再度ポリッシャーが必要になりました。
⚠️ 順番を間違えると傷やムラの原因になる
水垢除去剤は酸性やアルカリ性の成分が含まれているものが多く、
鉄粉が残ったまま使用すると、その鉄粉をクロスが引きずり「傷の原因」になります。
また、鉄粉除去を後回しにすると以下のようなリスクも:
- 水垢除去剤の効果が鉄粉でブロックされ、ムラが残る
- 鉄粉が反応してシミや色ムラが発生する
- その後のコーティング密着性が低下する
つまり、「鉄粉除去 → 水垢除去 → 必要に応じて磨き」が最も塗装にやさしく効果的なルートなのです。
ボディのザラつきが残っている状態でケミカル処理をすると、
「スポンジが引っかかる感覚」があり、それが塗装を荒らしてしまうサインです。
ザラつきを感じたら、必ず鉄粉除去を先に行いましょう。
❗ 鉄粉は洗車機では落ちません!むしろ傷を増やす原因に?
それどころか、鉄粉が残ったまま洗車機に入れると洗車ブラシが鉄粉を引きずり、傷を増やすリスクすらあります。
ここでは「なぜ洗車機では鉄粉が落ちないのか」「そのまま洗うとどうなるか」を詳しく解説します。
🔬 洗車機では取りきれない鉄粉の仕組み
鉄粉とは、電車やブレーキダスト・工業地域の粉塵などに含まれる微細な金属粒子で、
ボディ表面に静電気や摩擦によって突き刺さるように付着します。
洗車機の仕組みは以下の通り:
- ローラーやブラシで表面の汚れをなぞる構造
- 鉄粉のように刺さっている汚れを物理的に引き抜く力がない
- 化学反応による溶解除去(鉄粉除去剤)も使用されていない
洗車後に「触るとザラザラしてる」「見た目がくすんでいる」という場合、
洗車機では落ちていない鉄粉がボディに残っている可能性が高いです。
⚠️ 鉄粉をつけたまま洗車機にかけるとどうなる?
鉄粉が残ったまま洗車機に入れると、次のようなトラブルが起こる可能性があります。
- 鉄粉がブラシで引きずられ線傷や磨き傷の原因に
- 鉄粉にブラシが引っかかり、ブラシ自体が劣化・傷の連鎖が起きる
- ボディにシミ(酸化鉄の反応)が発生するケースも
特にコーティング車では、コーティング膜がダメージを受けやすく、
一度の洗車機でも艶感がなくなることがあります。
🚗 洗車時、鉄粉落としの正しい順番とやってはいけない行動集
「鉄粉は落としたのにシミや傷が増えた…」そんなトラブルを防ぐため、基本の流れとNG例をわかりやすく解説。
著者の体験談も交えながら、安全かつ効果的な方法を確認しましょう。
📋 洗車 → 鉄粉除去 → 水垢落としの流れを守ろう
鉄粉除去はいきなりやるのはNG。まずは洗車で泥や砂を落とし、鉄粉除去剤や粘土の作業で塗装を傷めないようにします。
正しい順番は以下の通り:
- 事前の洗車:泥・ホコリをしっかり落とす
- 鉄粉除去:スプレー or 粘土でザラつき解消
- 水垢・油膜取り:鉄粉除去後に残った汚れをケア
- 仕上げ:コーティングやワックスで保護
以前、鉄粉除去を最初にやってしまい、粘土に砂が噛んでしまって傷が残ったことがあります。
今では必ず「プレ洗車→鉄粉→水垢→コーティング」の順にしており、ツヤ感がまったく違います。
✨ 鉄粉除去後のボディケア(コーティング・ワックス)も忘れずに
鉄粉除去はボディ表面を一時的にむき出しの状態にする行為です。
保護膜が取れている状態では、すぐに水ジミ・紫外線ダメージを受けやすくなります。
鉄粉除去後は、以下のボディケアが必須です:
- 簡易コーティングスプレーで防汚・撥水対策
- 固形ワックスで深い艶と保護
- 施工前にボディが完全に乾いた状態であることを確認
鉄粉除去後にそのまま放置すると逆に汚れが付きやすい状態になります。
最低限、ガラス系スプレーなどの簡易保護をしておきましょう。
🧼 これだけは知っておこう!洗車と鉄粉取りの正しい関係まとめ
最後に、初心者が特に陥りやすいポイントと、長く愛車をきれいに保つための実践的なメンテナンス習慣をまとめて確認しておきましょう。
⚠️ 初心者がやりがちなNG例とその対策
- いきなり鉄粉取りから始める:洗車で泥・砂を落とさないと粘土で傷が入る
- 順番を間違える:水垢落としを先にすると鉄粉が塗装を削る可能性が
- 鉄粉除去後に放置:コーティングやワックスをせずに終わると塗装が無防備に
- 濡れたボディに向かない除去剤を使う:効果が薄れ、シミになることも
筆者も最初の頃、水垢落とし→鉄粉除去→洗車の順でやってしまい、ムラや小傷を出してしまいました。今では「洗車→鉄粉→水垢→保護」が鉄板ルーティンです。
🌟 愛車を長く美しく保つためのメンテナンス習慣
鉄粉除去はやりすぎもやらなさすぎもNG。適切な頻度と順番で行うことで、愛車の美しさは長く保たれます。
以下のようなルーティンを意識してみましょう:
タイミング | やるべきこと |
---|---|
月1回 | 通常のシャンプー洗車・簡易コーティング |
3~6ヶ月に1回 | 鉄粉除去・水垢除去・再コーティング |
梅雨・花粉・黄砂シーズン後 | 鉄粉や汚れのリセットを目的に集中ケア |
定期的にボディの状態を「手触り」で確認する習慣も大切です。
ザラつきや引っかかりを感じたら、鉄粉が付着しているサインかもしれません。